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2005.05.04

ニワトリはハダシだ

『ニワトリはハダシだ』 監督/森崎東
2004年*ザナドゥー*ヴィスタ・サイズ。

ポレポレ東中野での再公開にて。

森崎さんの、6年ぶりの新作。全体の感覚として、ちょっと古いんじゃないかと思いながら、でも、少なくとも僕は乗せられた。パワフルで、しかも巧いのは相変わらずだよなあ。

1985年の「生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言」と同じく(1977年の「黒木太郎の愛と冒険」もそうかな)、いろんなエピソードとキャラクターを盛り込んで、ほとんど破綻ぎりぎりまで突っ走りながら、ちゃんと1本の作品、それもエンタテインメントとして成立させている。あからさまなテーマになりうる要素をいくつも抱えながらも、そのテーマに負けないキャラクターとストーリー、そしてもちろん演出の力を堪能した。

ただし、個人的には、もっとシンプルな「塀の中の懲りない面々」(1987年)や「ラブ・レター」(1998年)のほうが、ストレートに楽しんで(感動して)観られたのも確かなんだけど。

主役の少年役の浜上竜也、保母役の肘井美佳という二人の新人が好演しているほか、加瀬亮という役者さん(若い刑事役)を僕は初めて観たのだけど、彼もなかなか魅力的。鍼灸か指圧か、とにかくマッサージ店の店主役で出ている中年の女優が、最初は顔を見ても分からなかったのだが、台詞まわしで気がついた。あの中川梨絵さんなのだ!

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» 森崎東の『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』、『ニワトリはハダシだ』 [とりあえずジャンプ・カット]
人は、ある物語の登場人物たちの行動に、「根拠がある」というだけではそこに入り込むこともできなければ、感動もできない。そのことを、この2本の森崎東映画はよく教えてくれる。「根拠がある」行動を取らせるだけではあまりにも当たり前すぎるのである。そうではなく、そ... [続きを読む]

受信: 2005.05.07 23:32

» ニワトリはハダシだ 100%満足 [もっきぃの映画館でみよう]
タイトル:ニワトリはハダシだ ジャンル:社会派ヒューマンドラマ/日本/PG12 映画館:イメージフォーラム2(108席) 鑑賞日時:11月21日(日)16:00から、約45人 私の満足度:100% こんな作品がみれて嬉しい。 オススメ度:80% また見に行く予定。 支離滅裂になる一歩手前で勝負するような あとひとつつめこまれると見ている私も破綻しそうな 展開であったが、文句なしに感動できた�... [続きを読む]

受信: 2005.05.26 22:57

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