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2005.09.18

浅草東宝オールナイト

“文部省選定基準を暴け!(多分判らない)”
浅草東宝*オールナイト上映

明日の幸福』 1955年*東宝*黒白*スタンダード。監督/瑞穂春海。
地方記者』 1962年*東宝*黒白*スコープ・サイズ。監督/丸山誠治。
おれについてこい!』 1965年*東宝*黒白*スコープ・サイズ。監督/堀川弘通。
(2度目)『百万人の大合唱』 1972年*東宝*スコープ・サイズ。監督/須川栄三。

浅草東宝のオールナイトって、1年に数回、当たり! という日がある。この日がそうだった。3本目以外は特に期待していなかったのだが、どれも、なかなか見応えがある。4本目も、まあ、許容範囲ではあるわけだし。

他の作品については、いずれ。

かねてからいろんな評判を聞いていた『おれについてこい!』が、やはり圧巻。しかし、トンデモ映画ではなく、とてつもなく力強い、正攻法の作品だったのだ。

東京オリンピック、女子バレーボールの決勝戦に臨む日本女子チームの、その日の朝から試合開始直前までの“現在”に、登場人物それぞれの回想がインサートで挟まれ、試合日の重苦しさが、尋常ならざるそれまでの道筋と完全にリンクして、異様な迫力でせまってくる。

実際の選手たちや大松監督がどういう考えかたで行動していたのかは、もちろん分からない。しかし、この作品では、単なるスポ根/精神論ものを超越した存在であるように描かれている。

彼らは、ただバレーボールだけを選択した、それ以外のものを捨て去った集団であり、だから異常なまでの練習量をも黙々とこなしてゆくのだ。まるで増村保造の映画のような、重苦しい選択のドラマが、ここにある。

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