« 2005年9月 | トップページ | 2005年11月 »

2005年10月の15件の記事

2005.10.31

サマータイムマシン・ブルース

サマータイムマシン・ブルース
監督/本広克行
2005年*東芝エンタテインメント*ヴィスタ・サイズ

新宿武蔵野館2にて

予告篇だと、もっともっと面白そうだったのだが、うーん、あくまでも“適度に”ゆるく(たとえば『亀は意外と速く泳ぐ』のように壊れていないところが、むしろもの足らない気も)、基本的に陽性の(バカだとも言える)キャラクターばかりで、そういう点では悪くはないんだけど、どうも何か今ひとつなのだ。

具体的に、指摘できる問題点もある。

タイムマシンが画面に登場するまでのパートが、意図は分かるのだが(特に、予告篇を観ている者にとっては)、やはりあの編集(シーンのつなぎかた)は、不快である。むしろ、妙なところ(謎)はそのままにしておいて、後半の謎解き部分でもう一度詳しくカット(?)として挿入すれば、もうちょっとスマートだったのではないだろうか。「ちょっと変だぞ」「何が起こっているのか」という思いを観客に抱かせるための手法だとしても、とにかくあの手法はいただけない。

『スペーストラベラーズ』っていうのも、こんな感じの映画だったのかなあ。まだ観ていないのだ。絶妙なバランス感覚を見せた『サトラレ』で、大注目している本広監督なのだが。初期の『…大捜査線』も良かったしね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.10.30

私の頭の中の消しゴム

私の頭の中の消しゴム
“A Moment to Remember” by Lee, John H.
2004年*韓国*スコープ・サイズ

TOHOシネマズ府中 プレミア・スクリーンにて
通常料金での上映

チョン・ウソンというひとを眺めに行ったのだ(^^;)。なるほど魅力的。というか、ここ最近の韓国のスタアの中では、僕にとってはいちばん魅力的かも。もうちょっと髪は短いほうが…。

ところが、映画のほうもかなりのもの。主役2人だけに絞ったほうが良いんじゃないか、という気がした副エピソードの描写も、最後でちゃんと活きてくるあたり、巧いなあ。

泣くぜー(笑)。イイ男を見たいひと、泣ける映画を見たいひとには、お薦めです。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

USENの宇野康秀氏

経済の話ではありません(^^;)。

僕は、いまTVのニュース・ショウをほとんど見ていないので、(芸能・スポーツ以外で)話題になっている人物の動いているところって、あまり知らなかったりする。

偶然、画面に映った、いま話題のUSEN社長・宇野康秀氏の動いている画を見て、ちょっとびっくり。このひと、写真うつりが良くないのか、とにかく静止画と動いているときの画と、かなりイメージが違うのだ。

昨今、こうやってTVなどに顔を出す、いわゆる“若手”起業家って、少なくとも容姿の点では、素晴らしく魅力的な♂というのはあまり見つけられなかったのだが、このひとは、ごく普通にイイ男だなあ(^^)。

女優と結婚&離婚した某氏も、財界の大物たちの覚えを良くするため(というゴシップの真偽は定かではないが)ヒゲを剃ってしまった某氏も、国政選挙に立候補した某氏も、どれもこれも、ルックスという意味ではピンとこなかったのだけど(笑)。

ヒゲのあったころのM氏なら、ちょっと悪くなかったのだが…。生やしていたヒゲを剃ってしまうヤツは、ヒゲ族の敵だ!(爆)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.10.28

この胸いっぱいの愛を

この胸いっぱいの愛を
監督/塩田明彦
2005年*東宝*ヴィスタ・サイズ

TOHOシネマズ府中スクリーン7にて

“未来からの「黄泉がえり」”というコピーは、文字通りのものだったのだ。予告篇から想像していたものとは、細部がちょっと違っていた…。

伊藤英明の、例によって“「散歩に連れてって」とせがんでいるような子犬の目”が全開(笑)で、まあ、このひとに好意を持っている観客ならば、それだけで飽きずに観られるのではないだろうか。

ミムラも、映画では初めて観たのだが、あまり美しすぎない(爆)ところが、この役にはそこそこ合っているように思われる。特に、最後のパートは、メイクの効果もあるのだろうが、なかなか見せる。

話は、まあ、好きずきでしょうね。どのエピソードがいちばん心に残ったか、恋人同士で語り合ってみるのも◎かも? などと、薄気味の悪いシネマ・ガイド(^^;)ふうにまとめたところで、おしまい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.10.26

コープス・ブライド

ティム・バートンのコープス・ブライド
“Tim Burton's Corpse Bride” by Tim Burton & Mike Johnson
2005年*USA*ヴィスタ・サイズ

TOHOシネマズ府中スクリーン2(THX劇場)にて

細かいことを言うと、バートンが初めて監督としてクレジットされたアニメイションである。

さてね〜、予告は良かったんだけど、本篇は“第1級”という水準までは行っていないのではないか。キャラクターのデザイン、美術装置(アニメイションで“装置”というのは違うか(笑))は素晴らしいのだが…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

四月の雪

四月の雪
“April Snow” by Hur Jin-ho
2005年*韓国*ヴィスタ・サイズ

TOHOシネマズ府中 プレミア・スクリーンにて
通常料金での上映

それにしても、ここ数年、日本を席捲している韓国人スタアのブームって、功罪の両面から考えると、どちらの面が強いのだろう。TVなどで、ペ・ヨンジュンという人気俳優のことを【肯定】以外の姿勢で取り上げると、とたんに抗議が殺到すると言われている。わざわざ言うのも嫌なのだが、これはファッショだろう。

マスコミの前面で活動しているひとにとって、このプレッシャーは相当なものらしく、『四月の雪』に関しても、表面ではこれといった特徴的な批評がなく、陰では逆に口汚く罵る(!)ような言説が見られる。

ところが、この映画なのだが、これは、映画としては“普通”の出来である。シンプルなストーリー(ちょっと話が足りないくらい)、少ない登場人物、進行にも特にメリハリはない。しかし、少なくとも主役2人の心境は、きちんと描かれている。それは、認めなければならないだろう。

TVドラマも映画『スキャンダル』も未見なので、初めて演技をしているペ・ヨンジュンというひとを見たのだが、やはり“女のひとが好みそうな、王子さまタイプ”であるという認識は改まらなかった。別に、それが悪いわけでないだろうが。でも、韓国には、このひとよりも魅力的なスタアが、他に何人もいると思うんだけどなあ。

しかし、なぜメガネをかけているのだろう。洋の東西を問わず、主役をやろうというスタア(自称スタアも含む)がメガネって、やっぱり変だよ。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

まだまだあぶない刑事

まだまだあぶない刑事
監督/鳥井邦男
2005年*東映*ヴィスタ・サイズ

TOHOシネマズ府中スクリーン6にて

だんだん鼻につくようになってきた「踊る大捜査線」シリーズとそのスピンオフに比べると、久しぶりに観たこのシリーズは、むしろ潔 <いさぎよ> い感じさえする。まあ、ただそれだけなんですが。

でも、意外にお客も入っているんだよなあ。千円くらいを払って観るとするならば、悪くないエンタテインメントではある。

事件の動機は、ちょっと不快。妙な、社会的な広がりを持たせないほうが良いと思うのだけど。

浅野温子が、一度も“普通の格好”で出てこないのは、ちょっと呆れるけど可笑しい。仲村トオルって、歳はもうそこそこだけど、昔とほとんど変わらないなあ。太らないし、まあ、もともと若さの無い(^^;)顔なので、得(?)をしているのだろうか。それに比べると…主役2人は、ちょっと、どうしても年齢を感じてしまう。

大きな声では言えないけれど、この2人って、若い頃から、僕には全然♂としての魅力が感じられないのだ。ダンディだのセクシーだの、軽口ではあっても決して冗談ではなく、いちおう“そう見える”っていう設定なんでしょう? 違うのかなあ。TVシリーズを、ちゃんと見たことはないもんで(再放送でちらっと見たくらい)、よく分からないのだが。

若い刑事のうち、佐藤隆太ではないほうが、窪塚洋介の弟・窪塚俊介なんだ? うーむ。顔の輪郭が…ちょっと丸くないか? 人気、出るんかいな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.10.25

シン・シティ

シン・シティ
“Frank Miller's Sin City” by Frank Miller & Robert Rodriguez
2005年*USA*ヴィスタ・サイズ

新宿ミラノ座にて

こういう、画や色遣いで遊んでいるものって、せいぜい90分くらいが限界で、2時間もの長尺(?)だと疲れたり飽きたりするんじゃないかと、観る前は思っていたのだ。

圧巻。

ロドリゲス、初めての傑作ではないだろうか。まあ、共同監督(原作者)との役割分担がどうなっていたのか、こちらとしては全く分からないわけですが(^^)。

役者陣も、豪華であるだけでなく、キャスティングとして成功している。

特に、役柄に助けられている面もあるのだろうが、ミッキー・ロークの好演は忘れがたい。10数年ぶり(笑)に観たけれど、役者として今がいちばん良い時期なんじゃないかなあ。80年代のうさんくさい作品群を、このたった1本で蹴散らしてしまった。素晴らしい。

| | コメント (0) | トラックバック (2)

2005.10.22

ステルス

ステルス
“Stealth” by Rob Cohen
2005年*USA*スコープ・サイズ

TOHOシネマズ府中 プレミア・スクリーンにて
通常料金での上映

“機械 vs 人間”という、およそうんざりさせられる図式なのかと思わせて、まあ、さすがにそれでは終わらないわけで。

ここ数作(「ワイルド・スピード」「トリプルX」)は見落としていたけど、そうか、これってロブ・コーエンなんだ。悪くない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.10.21

異国の丘

異国の丘*四季劇場(秋)*2005-32

初演以来、久々に観た。キャストが変更になっているのに、なかなか馴染めない。ミス・キャストというのではなく、単にこちらの受け取りかたの問題なのだけど。

“昭和の歴史三部作”としてこの前後に作られた「李香蘭」や「南十字星」と違い、これ、というナンバーがないのがツラいなあ。たとえ、登場人物たちが幸福な結末を迎えられなくても、舞台として良い終わりかた、というのがある。そういう意味で、この作品はきちんとエンディングが“決まって”いないのだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.10.20

セブンソード

セブンソード
“Qi jian” by Tsui Hark
“Seven Swords” (International English title)
2005年*香港/中国*スコープ・サイズ

TOHOシネマズ府中スクリーン2(THX劇場)にて

見応えはあるよなあ。それでいて、ここ数年ヒットした『HERO』『LOVERS』のような、チャン・イーモウ的(笑)西洋を意識した派手な画作りではないところが、逆に新鮮。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐

スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
“Star Wars: Episode III - Revenge of the Sith” by George Lucas
2005年*USA*スコープ・サイズ

新宿文化シネマ3にて

御近所の映画館(THX館)で観ようと思っていたところ、なんと1週間(?)で別の館(THXではない)に変わってしまったので、ずるずると見そびれてしまったのだ。新宿プラザでの最終日にも、所用で行けなかったし。

ええと、旧3部作と違って、新しい3本って、結局、なんだか話がよく分からないのだった(^^;)。予習として、ロードショウで1度ずつ観ただけの「エピソード1」と「エピソード2」、そして旧3部作までをもレンタルDVDで観たのだが、やはり「エピソード1」と「エピソード2」は、場面それぞれは特に分かりにくいということはないのだけど、全体の流れが見えないのだ。

なぜ、このひとはここでこういうことをしているのか? 何を目的とした行為なのか? それをすることで、どういう利害が生ずるのか? 何も分からないんだよなあ。

まあ、でも、大きな声では言えないけれど、このシリーズ、正直言ってどうでもいいや(笑)。

フォースだの、ダーク・サイドだの、およそ空疎なものをその中心に置いた、言ってみればスカスカな映画が、シリーズとして6本も作られたのは、それにしても驚くべきこと。僕は、25年前(!)の2作目で、もういいかげん飽きちゃったんですが…。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.10.19

ファンタスティック・フォー 超能力ユニット

ファンタスティック・フォー/超能力ユニット
“Fantastic Four” by Tim Story
2005年*USA*スコープ・サイズ

TOHOシネマズ府中スクリーン8にて

予告篇は単純明快なのだが、本篇のほうはちょっと澱(よど)みがある。それが魅力なのだろうけど、正直言って、超人たちの内面の葛藤より、やはりその能力のもたらす変化(へんげ)の様(さま)を、これでもかと言うくらいにもっともっと見せてもらいたかったのだが。っていうか、予告篇だと、そういう映画だとしか思えなかったもんで。

そもそも、Marvel(綴りはあってるのだろうか(笑)チェックせずに書いていますが)コミックというものって、定義も分からずに僕などは取り扱っていますが、そういう名前のアメリカ漫画雑誌があるんだったっけ? …で、そこに連載されているのは、どれもこんなに内面が暗い話ばかりなわけかな?(^^;) あと「バットマン」とか「デアデビル」でしょう? 世界は闇か!

もしかして、アメリカで大人が漫画を読む&描く、という後ろめたさのために、話がどんどん暗いほうへ行っているのだったりして(爆)。ぜんぜん的はずれの想像なのかなあ、これも。よく分かりません。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

恋ぶみ屋一葉

恋ぶみ屋一葉*新橋演舞場*2005-31

かつて杉村春子さんと杉浦直樹氏の共演で上演(再演も)されたオリジナル劇を、浅丘ルリ子さんと高橋英樹という、とにかく日活色の強い顔合わせで再演したもの。舞台では初共演、なんだったかな?

ミス・キャスト(人気のある通俗作家の役)ではないかと思われた高橋英樹が、意外に悪くない。しかし、気難しいことを言うならば、主役の役作りに若干の難がある。

何度も演じられてきた、ルリ子さんの明治・大正期の年代もの。立ち姿(和服での)と台詞まわしがとにかく美しいので、もうそれだけでかなりの幸福感があるのだが、しかし、劇中での役柄から考えると、ちょっと演じ足らないところがあるように思われる。

恋文を代筆することでいくつかの“恋の仲介役”になっているヒロインが、時に、仲介の役を超えてしまうのはなぜなのか、台詞ではっきりとは語られない弟弟子(高橋英樹)への思いは、つまり演技で見せなくてはいけないのだ…。

しかし、それでも商業演劇としてはかなり水準の高い戯曲であり、キャストも悪くないので、大入り満員というわけではない(別に空いているというほどでもないが…)客席の様子が、少々もったいない気もする。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2005.10.16

ふたりのカレンダー

ふたりのカレンダー*ル テアトル銀座*2005-30

かつて『ターリン行きの船』(杉村春子と先代の(厳密には違うが、とにかく、有名なほう(^^;)の)尾上松緑)や『古風なコメディ』(越路吹雪と米倉斉加年)というタイトルで上演されたことのある2人芝居を、団時朗さんとの共演で、例によって年に一度の“黒柳徹子コメディ”として上演したもの。

2人芝居は難しいなあ。むしろ1人芝居や、あるいはスタンダードな芝居(メインのキャストが5人程度)のほうが、出来不出来の落差という意味では(脚本さえしっかりしていれば)安定しているのではないか。1人芝居では名作に当たるときもあるが、2人芝居って…なにがあるだろう。本当の“2人だけ”芝居と限定すると(たとえば「ドレッサー」のようなものは違う)、ほとんど思い付かないぞ〜。

と言って、もちろん、この芝居が良くないわけではない。一般的な商業演劇の水準からすると、なかなかのものだろう。適度にハイブロウ(笑)で、そこそこ親しみやすい。ウェルメイドって、別にそういうものだと限定されているわけではないだろうが、たいていそんな感じに仕上がることになる。

しかし…。

たった2人だけの登場人物の、心理模様とその微妙な変化〜心のアヤっていうものかな?〜が、ここで繊細に描きつくされているかどうかと問われたら、とてもイエスとは言えないだろう。うーむ。

それにしても、初期の頃にはちょくちょく通っていた“(旧)銀座セゾン劇場の黒柳徹子コメディ・シリーズ”だが、1995年の『シャンブル・マンダリン 駅前ホテルのお客』以来10年ぶりに来てみても、いろんな意味で(^^;)変わっていない。客層も、老若男女にわたっていて、これは、普通の商業演劇とはかなり異なっている。どの大劇場でも、こんな風景が見られると良いんだけどなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2005年9月 | トップページ | 2005年11月 »