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2005.11.06

本田美奈子

うーむ。

あの病気って、症状・程度によっては、今では治るひとも多いそうなのだが。

ありきたりの言葉を使えないくらい、いろいろな思いがあふれる。
昨年12月の新宿での、歌曲を主体としたコンサートに行けなかったのが、今となっては後悔しきれないこととなる。

日本語上演版での〔ミス・サイゴン〕タイトル・ロールは、彼女がそのイメージを作ったのだ。再演時、4人の“キム”が、彼女のイメージをそれぞれどう越えるのか、そういう視点で観ていた観客も多かったと思う。
東宝が発売している東京公演の2枚組・実況録音盤が、今も残っている。月並みだが、本人が居なくなっても、それでも彼女の歌だけは残ってゆくわけだ。

舞台の中では、毎回、不幸な結末を迎えた“キム”。しかし、そのどうしようもない終わりかたのため、だからこそリピーターとなって、観客は何度も〔ミス・サイゴン〕に出かけたのだろうか。
先行する〔レ・ミゼラブル〕のほうが、楽曲も、バランスのとれた台本・構成も、そして救いのあるラストも、比較にならないほど優れている。しかし、感動は完成度からのみ生まれるものではない。

もし、ここではないどこか他の場所に行ってしまったのだとしたら、そこで、好きな歌を、自由に楽しく歌っていてほしい。でも、努力家のようだから、楽しく歌うだけではなく、厳しいトレーニングも続けているかもしれない。

とにかく、今まで、そして、これからも残された歌を聴いていくという意味でも、いろいろとありがとう。

安らかに。

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