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2005年12月の15件の記事

2005.12.29

チキン・リトル

チキン・リトル
“Chicken Little” by Mark Dindal
2005年*USA*ヴィスタ・サイズ

ヴァージンTOHOシネマズ 六本木ヒルズ スクリーン3(THX劇場)にて

今までなぜか避けていた、六本木ヒルズのヴァージンTOHOシネマズへ初めて出かけてみる。思ったよりも、駅からずっと近いんだなあ。ただし、今は六本木駅って工事してるんだよね。ちょっとごちゃごちゃしているんだけど。

ええと、映画は、うーん、どうなんでしょう。ディズニーが、初めて単独で制作したフルCGアニメイションなのだそうだが(『ダイナソー』はそうじゃないのかな?)、脚本が弱くないかなあ。

まあ、例によってこういう擬人化された動物群に対して、矛盾を指摘しても意味がないのだけど。でも、良いですか、人間の集団の中でいろんな能力差や体力の差で子供がいじめられたりするのは、それは観客の感情をゆさぶるドラマを生む設定になりうるが、動物の集団の中で、ヒヨコと犬や狼が違う扱いを受けるのは、だって、明らかに動物としての種類が違うんだから、そこから何かを感じさせようというのは無理なのだ。

っていうか、ヒヨコと子犬(?)と子狼(?)・小魚などが同一のカリキュラムで教育を受けさせられるのだとしたら、まずはそのシステムが良くないのだ(笑)。

…などという無益な突っ込みを許さないような、そんな楽しいファミリー映画を見たいんだけどなあ。お客をなめているのではないか、こういう脚本って。

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2005.12.27

ジキル&ハイド

ジキル&ハイド*日生劇場*2005-37

とても評価の高かったこの作品を、僕は観ていなかったので、再々演(?)に出かけていく。

楽曲は、とても素晴らしいのだ。

ただし、どうも脚本が良くないのか、人物の描き方に難がある。“偉ぶった”人物たちが次々と殺されていくのに対して、市井の民の反応は、あれで良いのかな? というより、演出の問題なのだろうか…。

2枚組の(オリジナル・ブロードウェイ・キャスト盤ではない)コンセプト・アルバムを買って、この頃はいつも流しています。どことなくロンドン発ミュージカルの影響も感じられる大仰なサウンドが、しかしこの題材には合っているのだろうなあ。

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2005.12.21

キング・コング

キング・コング
“King Kong” by Peter Jackson
2005年*USA/ニュージーランド合作*スコープ・サイズ

TOHOシネマズ府中スクリーン2(THX劇場)にて

いやあ、3時間の長尺が、きちんと「船出まで。島で。ニューヨークに戻って」という3部構成(実際にそういう表示がでるわけではないが)になっていて、そのどれもが力一杯に作られているもんで、ニューヨークに戻ってくるまででお腹がいっぱいになって(疲れて)しまって、最後のビルのシーンは、正直言って退屈しました(^^;)。

そりゃあ、力作なのである。ただし、ゴリラ(?)と美女との恋の話としてしかこれを見ないとすれば、最初の1時間は要らないわけで。危険な方向へ進んでのめり込んでいってしまう、或る種の人たちの習性を描いた作品という面もちゃんと押さえておくと、ゴリラ(?)も美女も出ないシーンでも楽しめるのではないか。

っていうか、だから「君子危うきに近寄らず」という言葉の通り、そもそも、ニューヨークでのあんな見せ物興行に、危険を察知する(それを回避しようという)能力に長けた者は、絶対に行かないもんなあ(笑)。

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ザスーラ

ザスーラ
“Zathura: A Space Adventure” by Jon Favreau
2005年*USA*ヴィスタ・サイズ?

TOHOシネマズ府中スクリーン2(THX劇場)にて

さてね〜。前回の『ジュマンジ』のときにも思ったのだが、こういうのって、あくまでも特殊撮影などの技術を見せることに力を入れるべきで、とってつけたような人間関係のドラマは、要らないのではないか。いや、その話に魅力があるなら、もちろんドラマがあったほうが良いわけなんだけど…(^^;)。

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2005.12.13

NY映画批評家協会賞

2005年度(第71回)
NY映画批評家協会賞

(発表は12月12日)

★作品賞 『ブロークバック・マウンテン
★監督賞 アン・リー(『ブロークバック・マウンテン』)
★女優賞 リース・ウィザースプーン(『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』)
★男優賞 ヒース・レジャー(『ブロークバック・マウンテン』)
★助演女優賞 マリア・ベロ(『ヒストリー・オブ・バイオレンス』)
★助演男優賞 ウィリアム・ハート(『ヒストリー・オブ・バイオレンス』)

★脚本賞 『イカとクジラ』 ノア・ボーンバッハ(オリジナル脚本)
★撮影賞 『2046』 クリストファー・ドイルライ・イウファイクワン・プンリョン
★アニメイション賞 『ハウルの動く城』 監督:宮崎駿
★第1回監督賞 ベネット・ミラー(『カポーティ』)
★外国語映画賞 『2046』 監督:ウォン・カーウァイ
★ノン・フィクション賞 Grizzly ManThe White Diamond” 監督:ヴェルナー・ヘルツォーク(2作とも)

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ナショナル・ボード・オブ・レヴュー

2005年度(第76回)ナショナル・ボード・オブ・レヴュー選出のトップテン
(発表は12月12日)

★作品賞 『グッドナイト&グッドラック』 監督:ジョージ・クルーニー
★監督賞 アン・リー(『ブロークバック・マウンテン』)
★女優賞 フェリシティ・ハフマン(『トランスアメリカ』)
★男優賞 フィリップ・シーモア・ホフマン(『カポーティ』)
★助演女優賞 コン・リー(『SAYURI』)
★助演男優賞 ジェイク・ギレンホール(『ブロークバック・マウンテン』)
★集団演技賞 『ヘンダーソン夫人の贈り物
★オリジナル脚本賞 『イカとクジラノア・ボーンバッハ
★脚色賞 『シリアナスティーヴン・ギャガン
★アニメイション賞 『ティム・バートンのコープスブライド』 監督:ティム・バートン & マイク・ジョンソン
★特殊効果賞 『キング・コング
★ビリー・ワイルダー賞 デヴィッド・クローネンバーグ
★表現の自由を反映する映画賞 『イノセント・ボイス 12歳の戦場』 & “The Untold Story of Emmett Louis Till”
★外国語映画賞 『パラダイス・ナウ』 監督:ハニ・アブ・アサド
★ドキュメンタリー賞 『皇帝ペンギン』 監督:リュック・ジャケ
★第1回監督賞 ジュリアン・フェロウズ(「孤独な嘘」)
★新進(*)女優賞 クオリアンカ・キルヒャー(『ニュー・ワールド』)
★新進(*)男優賞 テレンス・ハワード(『クラッシュ』 & 『ゲット・リッチ・オア・ダイ・トライン』 & 『ハッスル&フロウ』)
★特別業績賞(制作) ソウル・ゼインツ
★功労賞 ジェーン・フォンダ
★功労賞(作曲) ハワード・ショア

(*) “Breakthrough Performance” を無理やりに訳しました(^^;)。

続きを読む "ナショナル・ボード・オブ・レヴュー"

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2005.12.12

アルバートを探せ

アルバートを探せ*文学座アトリエ*2005-36

ほとんど思いつきのように出かけていったのだが、これが予想外の秀作。アトリエの小さな舞台を1両の客車に見立てて、その左右を両面から(観客の座る)座席ではさむという座席配置。

日本を講演旅行中の(アルバート・)アインシュタインを乗せた貸し切り列車の中での、アルバートを文字通りに探す人々の話なのだが、エンタテインメントとしても成功していながら、きちんと作者のアピールも含まれていて、いやあ、書き下ろしでこんな作品に当たるとは、意外な驚きです(^^)。しいて言えば“詩人の宮沢(賢治)”という登場人物は、要らないような気もしたのだけど。

どうも、来ていたお客の話をちらっと聞いた限りでは、あまり内容がお気に召さないかたもいたようですが、自分の周囲3メートルくらいの話題しか取り上げないような劇にしか興味のない向きには、そりゃあ、こういうウェルメイド・プレイは楽しくないだろうなあ(笑)。

ただし、いくら良かったからと言って、これをたとえば紀伊國屋サザンシアターなんかにかけると、面白いのかどうか疑わしい、というのも確かなのだ。内容と入れもの(劇場)との関係って、なかなか難しい。

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2005.12.11

あらしのよるに

あらしのよるに
監督/杉井ギサブロー
2005年*東宝*ヴィスタ・サイズ

TOHOシネマズ府中スクリーン3にて

これって、よく知らないのだが、もともと教科書(?)に載った短い話(2匹が嵐の夜に小屋で出会って翌日の再会を約束して別れる、というところまで)が好評で、それでどんどん書き足されたんじゃなかったかな?

画も可愛い(笑)し、メインの2人(中村獅童と成宮寛貴)も、声優としても悪くないのではないか。

しかし…、問題はやはり内容そのものである。2匹(と2つの集団)の状況から、人種・民族・国籍・宗教・思想的立場などで対立する人間の状況を想起させようというのは、はっきり言って無理がある。

人間同士は、どれほど違いがあっても、どれほど嫌悪し合っていても、それでもたとえば子供を作ることが出来るし、互いを食物として認識したりはしない(或る特殊な習俗下での例外を除く。あ、あとそういう嗜好のひとも若干いるか(^^;)それも除いて)。

オオカミとヤギが居て、そりゃ、中には突然変異のように仲良く(=食べない)する個体があっても構わないけれど、周囲がそれを理解しないのは、それはその周囲の論理のほうが正しいのである。っていうか、仲良くすることのほうが、生物として明らかに異常な状態なわけだし(笑)。

まあ、こういう寓話(便利な言葉である)に対して、そういう突っ込みは禁句なのかもしれないけど。でも、寓話・ファンタジーを使って、現実社会に対して何かを言おうというのは、それ自体に対する労力は別にして、しかし結局は怠惰な行為なのではないか。

たとえ話のほうが、直截 <ちょくせつ> 語るよりも相手に伝えやすい・伝わりやすい、という考えかた、それは、対象から逃げているのだ。たとえば、戦争行為に対して「皆で軍隊にどんどん入って面白おかしくやろう」とからかうのは、なにか洒落た(^^)斜に構えてかっこいい感じも(ひとによっては)するだろう。「戦争を避けよう」という単純な主張は、とにかくくそ真面目で、何も面白みがない。

どんな事柄に対してであっても、面白そうであれば良くて、面白くなさそうなことは良くないのか。本当にそうかな?(^^)

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LA映画批評家協会賞

2005年度(第31回)
LA映画批評家協会賞

(発表は12月10日)

★作品賞 『ブロークバック・マウンテン
★監督賞 アン・リー(『ブロークバック・マウンテン』)
★女優賞 ヴェラ・ファーミガ(“Down to the Bone”)
★男優賞 フィリップ・シーモア・ホフマン(『カポーティ』)
★助演女優賞 キャサリン・キーナー(『カポーティ』&“The Ballad of Jack and Rose”&『40歳の童貞男』&『ザ・インタープリター』)
★助演男優賞 ウィリアム・ハート(『ヒストリー・オブ・バイオレンス』)

★脚本賞(同点) 『イカとクジラ』 ノア・ボーンバッハ(オリジナル脚本)
★脚本賞(同点) 『カポーティ』 ダン・ファターマン(脚色)
★撮影賞 『グッドナイト&グッドラック』 ロバート・エルスウィット
★美術賞 『2046』 ウィリアム・チャン
★スコア賞 『ハウルの動く城』 久石譲木村弓
★アニメイション賞 『ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!』 監督:ニック・パークスティーヴ・ボックス
★外国語映画賞 『隠された記憶』 監督:ミヒャエル・ハネケ
★ドキュメンタリー賞 Grizzly Man” 監督:ヴェルナー・ヘルツォーク
★ニュー・ジェネレイション賞 テレンス・ハワード
★功労賞 リチャード・ウィドマーク

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母・肝っ玉とその子供たち

母・肝っ玉とその子供たち*新国立劇場(中)*2005-35

うわ、危うく見落とすところだった(^^;)。忙しくて、購入していたチケットを思わず流しそうになったのだ。

ええと、ブレヒト劇と大竹しのぶということでは、1996年の「セツアンの善人」に継ぐものになるのか。まあ、演出家は違いますが。

それにしても、でも、なぜ今、ちょくちょくブレヒトの作品が上演されるのだろう。かつて、あまりにも思想的立場からのみ解釈されていた(らしい)ことへの反動と、舞台にかけたときの視覚効果の面白さ(まあ、これは演出で良くも悪くもなってしまう事柄だが)からなのかなあ。

でも、大きな声では言えないけど、やっぱりブレヒト劇の内容って難しいだろ〜。それに、単なる祝祭空間(爆)と捉える(今回の演出は違いますよ)には、あまりにも内容が社会や階級(!)に切り込んでいるわけだし。

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2005.12.09

ミート・ザ・ペアレンツ2

ミート・ザ・ペアレンツ 2
“Meet the Fockers” by Jay Roach
2004年*USA*ヴィスタ・サイズ

TOHOシネマズ府中スクリーン6にて

前作は、期待して観に行ったのだが、あまりにもデ・ニーロのキャラクター造形が妙で、ちょっと楽しめなかったのだ。今回は、その部分を若干弱めて、あるいは、他にも奇異なキャラクターを増やした(ダスティン・ホフマンとバーブラ・ストライサンド)ことで、デ・ニーロ部分(?)も受け容れやすくなっている。

でも、ゲスト出演らしいオーウェン・ウィルソンのパート以外は、これって前作を観ていなくてもまあまあ楽しめるわけで、そういう意味では良心的(^^)なのかも。いくら大ヒット(本国では)したとはいえ4年も前の前作を確認してから、新作に出かけるなんていうひとは、ごく少数だろうし(笑)。いや、さすがに僕も、前作は劇場で観たので、わざわざそれをもう1度ヴィデオで確認してから、新作に出かけたりはしませんが。

キャストは秀逸で、派手な攻めの芝居のホフマンとストライサンド、前回は主役を攻める一方だった(映画の内容としてもそれで良かったのだが)デ・ニーロが今回は受ける芝居も見せ、そのとんでもなく濃い3人(それにしても20年前だったら「夢の共演」と言われたであろうものすごい配役である)にはさまれたブライス・ダナー(グウィネス・パルトロウの実母である…って、ダナーを知ってるひとならそれも普通は知ってるか〜(^^;))が、地味だがしっかりした受けの芝居を見せ、まあ、僕はこういう受けタイプの役者さんには、あまり興味が持てないのだけど、こういう映画のときには必要なんだよね、こういうひとが。

相変わらず日本では人気が無いように思える(^^;)ベン・スティラーだけど、今回もなかなか魅力的です。才能やキャラクターうんぬんという以前に、僕にはまず顔がけっこうイケるのだが。ブラッド・ピットのルックスを100とすると、スティラーは900くらい。どっちにしても微妙な数字か(爆)。

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2005.12.08

ハリー・ポッターと炎のゴブレット

ハリー・ポッターと炎のゴブレット
“Harry Potter and the Goblet of Fire” by Mike Newell
2005年*USA/UK*スコープ・サイズ

TOHOシネマズ府中スクリーン1にて

このシリーズ、尻上がり的にどんどん面白く良いものになっているのは、しかし監督の手腕なのか、原作自体がどんどん面白くなっているからなのか。

ただし、かなり忠実(愚直なまで(^^;))な映画化だった1〜2作目と違い、なにしろ、シリーズが進むごとに原作1冊分のページ数が大幅に増えていっているため、今作など、かなり脚色の腕が振るわれているというか、とにかく、原作(かなり前に読んだので細部ははっきりしない)では、内容があれほど魔法試合(?)一色ではなかったように思う。しかし、魔法試合の3つの競技にほぼ内容をしぼったため、なかなか見応えのある作品になっているんじゃないかな。

生徒役の役者は、みな、実年齢と設定年齢に数歳(上に)の開きがあると思われるが、その数歳の違和感が、今作ではかなり感じられるようになってきている。14歳じゃないだろー。ときどき、ちょっと生々しいのだが(^^;)。噂(笑い話っす)では、風呂場のシーンは一部マニア(ああいう第2次性徴の直後あたりの子供に惹かれる男女)に向けたサーヴィス・カットなのだとか。

それにしても、マギー・スミスもアラン・リックマン(微妙に太ってないか?)も、巷 <ちまた> ではもうすっかり“ハリー・ポッターのひと”なんだろうなあ。リチャード・ハリスの死亡記事で、“ハリー・ポッターの校長先生役で知られる俳優が亡くなる”と出ていて、思わずカッとなった私は心が狭いと、ちょっと反省(うそ)。

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2005.12.05

大停電の夜に

大停電の夜に
監督/源孝志
2005年*アスミック・エース*スコープ・サイズ

TOHOシネマズ府中スクリーン4にて

意外に悪くなくて、ちょっとびっくり。御近所シネコンで上映しているんでもない限り、たぶん劇場では観なかったと思うのだが、こういうことがあるから、観なくて良いものなんて、うかつに決めてしまってはいけないんだよなあ(笑)。

予告篇では“大停電”の災害的な面があまりにも無視されているように思えて、いくらなんでも脳天気すぎるのではないかと腹立たしく(爆)思いながら観に行ったのだが、いちおう、冒頭でさらっとパニックにも触れているし。でも、気難しく考えるならば、エレヴェイターや地下鉄への“缶詰”と交通渋滞だけではなく、大都市で冬の夜間に電気が止まると、もっと深刻な事件が頻発するだろうとは思うのだ。都内だって、ある程度の数の凍死者が出ると思うし…。

いくつかのカップルのエピソードが、或る一夜に交差する。ここでは、闇に閉ざされた都市そのものがいわゆる“グランド・ホテル”なのであって、だから、実際の都市としてはありえないほどに狭く思える行動範囲(狭くないとあれほどエピソードが交差しない(^^;))や人物の少なさには、まあ目をつぶるしかない。リアルに考えるならば、人口10万人くらいの街の話なんじゃないか(^^)。

役者は、みんな良いですよー。監督さんは『東京タワー』(リリー・フランキーの、ではない)が第1回作品だった源孝志というひと。っていうか、映画『東京タワー』ってどうだったんだろう。観てないんだよなあ。予告を見る限り、なんとなく岡田准一の動くグラビアっぽい感じがしたもんで。ものすごく大ざっぱに言えば、かなり年下の青少年を愛でたい(欺瞞を含んだ言い回し)ある程度の年齢を過ぎた女のひとをターゲットにした映画としか思えなかったのだが、あれ。もしかしたら、それほどひどい(爆)作品ではなかったのかも…。

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2005.12.04

春の雪

春の雪
監督/行定勲
2005年*東宝*ヴィスタ・サイズ

TOHOシネマズ府中スクリーン4にて

危ぶんでいたのだが、ちゃんとした映画だな〜。このレヴェルのものが、邦画の新作として月に1本くらい公開されていたら良いんだけど。

行定という監督さんも、しかし、こういう堂々たる作品のほうへ進んでいくのか、それとも“お仕事”としてこなしているだけなのか、どっちなのだろう。まあ、どういう心持ち(笑)であったとしても、受け手としては(良いものさえ見せてくれるなら)どうでもいいわけなんですが。

未見の(というより僕は「GO」しか観ていない)『きょうのできごと』『世界の中心…』『北の零年』も、やっぱり観ておいたほうが良いんだろうなあ(^^)。うーむ。

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浅草東宝オールナイト

“To live and die in 浅草東宝〜アクション大魔王〜”
浅草東宝*オールナイト上映

(2度目)『血とダイヤモンド』 1964年*東宝*黒白*スコープ・サイズ。監督/福田純。
遥かなる男』 1957年*東宝*黒白*スコープ・サイズ。監督/谷口千吉。
悪魔の接吻』 1959年*東宝*黒白*スコープ・サイズ。監督/丸山誠治。
大空の野郎ども』 1960年*東宝*黒白*スコープ・サイズ。監督/古沢憲吾。

予想外に水準以上の作品が集まった、意外な一夜(^^)。中では、『遙かなる男』の粗雑なキャラクター設定が癇にさわるのだが、これだって、プログラム・ピクチュアとしては許容範囲ではあるわけだし。

いちばん驚くのは、丸山誠治さんの『悪魔の接吻』。冒頭に「観ていない者に結末を明かすな」という趣旨の、制作者から(本当のところはもちろん分かりませんが)の言葉が入るタイプのサスペンス。丸山誠治(『男ありて』は未見)さんって、こんなのも撮るひとだったんだなあ。ちょっと、ボアロー&ナルスジャックふうかな?(^^)

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