直前予想◇アカデミー賞 ノミネイション
いよいよ、日本時間の今夜(23日夜)発表される、2006年度のアカデミー賞候補を、予想してみました。
ここって、記事の公開時間をあとから変更して登録することも出来ますが、これは、正真正銘、発表の半日前に書いたものです(笑)。システム上、何の証明にもなりませんが。
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◆作品賞候補の予想
◎『ディパーテッド』
◎『ドリームガールズ』
いくらなんでも、この2本は強い。大スタジオふう、アカデミーらしい。『プラダを着た悪魔』は、まさか作品賞候補5本のうちには入らないだろう。
○『リトル・ミス・サンシャイン』
小品から1本。このひと月の盛り上がりぶりを見ると、昨年の「クラッシュ」と同じく、候補としてだけではなく作品賞そのものでサプライズ受賞ということもありうる。“Bobby”や“Little Children”は、候補5本からは外れるのではないか。
○『クィーン』
イギリス枠(笑)。
▽『バベル』
アウトサイダー枠。[アメリカ国内や先進諸国にだけ目を向けた映画]以外を志向・嗜好するひとが選びたがる(^^)、こういう作品が5本の中に1本くらいは入ってくるのが通例。
しかし『バベル』のかわりに、
▽『父親たちの星条旗』
これもありうる。2部作では、評価は『硫黄島からの手紙』のほうが高いが、なにしろハードルの高い外国語映画だし。
(ちなみに、毎回勘違いするひとが出てくるけれど、アメリカ国内で商業公開されていれば、外国語映画も規約上は作品賞候補となりうるのだ。だから、今回、作品賞候補の5本に『硫黄島からの手紙』が入らなくても、それは“外国語”だったからではなく、単に選ばれなかったという意味でしかない)
◆監督賞候補の予想
◎ビル・コンドン(『ドリームガールズ』)
◎マーティン・スコセージ(『ディパーテッド』)
○クリント・イーストウッド(『硫黄島からの手紙』)
この3人は堅い。DGAの5候補に入らなかったイーストウッドを、この“外国語映画”の監督として選ぶことで、ちょっと業界エリートふうな選考にもなっているわけで(爆)。
▽スティーヴン・フリアーズ(『クィーン』)
▽アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(『バベル』)
以前「グリフターズ」で候補になった(「危険な関係」では選ばれていない)フリアーズ、初の候補と目されるイニャリトゥ。しかし、イニャリトゥを選ぶよりも、
▽ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス(『リトル・ミス・サンシャイン』)
こっちのカップル(共同監督で夫婦なのだそうだ)を選ぶほうが、より低予算映画へ目を向けたポーズ印象になる(^^;)。
◇ポール・グリーングラス(『ユナイテッド93』)
これは、たぶんないだろうなあ。
◆主演女優賞候補の予想
◎ジュディ・デンチ(“Notes on a Scandal”)
◎ヘレン・ミレン(『クィーン』)
○ペネロペ・クルス(『ボルベール 帰郷』)
○ケイト・ウィンスレット(“Little Children”)
▽メリル・ストリープ(『プラダを着た悪魔』)
5人を、ざっと挙げてみました(軽く二日酔いぎみで書くのが面倒くさくなったからだ、という話もある(^^))。
ミレンとデンチは堅い。っていうか、ミレンが、もう主演女優賞だと思うんで。他の候補は当て馬なわけだ。
当然のことながら新鮮味のない(笑)ストリープ(今回主演部門で候補になれば11度目のノミネイションである)にかわって、
▽トニ・コレット(『リトル・ミス・サンシャイン』)
▽アネット・ベニング(“Running with Scissors”)
作品自体が注目を浴びているので、コレット。(受賞者ではなく)候補者としては好かれている(^^;)ベニング。この2人が入ってくる可能性もあり。
ストリープ、まさか助演部門っていうことはないだろうか。実は、大きな声では言えないが(^^;)、まだ『プラダを着た悪魔』を見ていないもんで(爆)。 予告篇の感じでは、あれって正確には助演なのではないだろうか。まあ、ハサウェイがかすむくらいに強烈な印象なんだろうけど。って、推測しているくらいなら、見に行けよなあ。
◆主演男優賞候補の予想
◎フォレスト・ウィッテカー(『ザ・ラストキング・オブ・スコットランド』)
◎ピーター・オトゥール(“Venus”)
Oscar goes to... の、ウィッテカーさんです(笑)。もう決まり。
選ばれればたぶん8度目の候補(受賞経験はない)となるオトゥールも、でも、受賞はちょっとないだろうなあ。
あとはダンゴ状態で、
▽ライアン・ゴズリング(“Half Nelson”)
▽レオナルド・ディカプリオ(『ブラッド・ダイヤモンド』で。『ディパーテッド』では選ばれないという、不特定多数による無意識の嫌がらせ(爆)が起こる予感あり)
▽アーロン・エッカート(『サンキュー・スモーキング』で。『ブラック・ダリア』との合わせワザ)
こんな感じかなあ。そろそろ
◇ウィル・フェレル(『主人公は僕だった』)
◇ウィル・スミス(『幸せのちから』)
なんていう選考があっても良いような気もするけど、主演賞の5人枠には、ちょっとキツいかも。
【後日の追記】 正直、これを書いたとき、ウィル・スミスが「ALI アリ」で主演賞にノミネイトされた経験があることをすっかり忘れていました(^^;)。でも、減量とメイクで“すっかり別人”に見せるような演技で選ばれた前回と、今回のような作品で選ばれることとは、ずいぶん意味が違うと思うのだった。ノミネイションおめでと~(笑)。
◆助演女優賞候補の予想
◎ジェニファー・ハドソン(『ドリームガールズ』)
◎ケイト・ブランシェット(“Notes on a Scandal”)
○アドリアナ・バラザ(『バベル』)
この3人は、まあ堅いんだろうなあ。基本的なムードとして、受賞者は、もうハドソンで決まりと思っているのだが。
▽菊地凛子(『バベル』)
▽アビゲイル・ブレスリン(『リトル・ミス・サンシャイン』)
残りの2枠は分かりませんが、こんなところが妥当だろうか。上にも書いたように、ここにストリープが入ってきて、あたら若い芽を摘むという可能性もあり(^^;)。
◆助演男優賞候補の予想
○エディ・マーフィ(『ドリームガールズ』)
○マーク・ウォールバーグ(『ディパーテッド』)
この2人は、印象としては堅い。しかし、なにしろマーフィくらいのスタアだと、それがわざわいして5人の候補の中に入らないという可能性も、依然として高いのだ。候補になれば、今回は受賞まで行くと思うのだが。
○アラン・アーキン(『リトル・ミス・サンシャイン』)
○ジャッキー・アール・ヘイリー(“Little Children”)
例によって作品そのものの注目度から、ヴェテランのアーキン。子役出身(「がんばれ!ベアーズ」や「イナゴの日」(爆)に出ていたのだそうだ)のヘイリーも、こういうキャリアはいわゆる[アカデミー好み]ではあるわけで。
▽ジャック・ニコルソン(『ディパーテッド』)
これは、選ばれても選ばれなくても、別に良いです(^^)。当人も、要らないと思うし。そうでもないのかなあ…。
▽ジャイモン・フンスー(『ブラッド・ダイヤモンド』)
▽マイケル・シーン(『クィーン』)
どうせなら、こういうフレッシュ(いつの言葉か)な選択のほうが、悪くないんだけど。
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どの部門も5~7候補を挙げてみましたが、アカデミー賞はノミネイション発表の段階がいちばん楽しいので(少なくとも僕は)、今からゾクゾク(^^;)します。こんなに名前を挙げても、それでも絶対に[想像もつかないような名前]が出てくることがあるからなあ。
さて、どうなるかな?
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コメント
発表された結果と比較して。
主演女優と助演女優は、ピタリと合って気持ちが悪いくらいです(笑)。
主演男優では、ディカプリオが『ブラッド・ダイヤモンド』で候補になること、『幸せのちから』のウィル・スミスの名前も(最後のほうで)挙げていたので、なかなか悪くない。
助演男優は、ニコルソン(『ディパーテッド』)よりも『ブラッド・ダイヤモンド』のジャイモン・フンスーが選ばれると良い、という希望的観測もいちおう当たっていた。
しかし、作品賞と監督賞の、しかも「核」だと思っていたものに振られ、これはなんなんだろう(^^;)。
ミュージカル『ドリームガールズ』よりも、日本語映画『硫黄島からの手紙』を作品賞候補に選ぶかなあ。まあ、ここ数年の選考は、概して真面目(^^)な傾向にあるわけだけど。
監督部門では、クリント・イーストウッドが『硫黄島からの手紙』のほうで選ばれると読んだのは当たったが、コンドン(『ドリームガールズ』)よりも『ユナイテッド93』のグリーングラスを選ぶのか…。やっぱりちょっと(良い意味での)真面目志向を感じるのだ。
投稿: 氷室浩次 | 2007.01.24 04:26