黒革の手帖 スペシャル〜白い闇
うへえ。無理のある脚色だよなあ。まったく関係のない短篇を使ってなんとか続篇に仕立てた、その力業を楽しむ…ことが出来るかどうかが、このドラマの正否をわけるポイントだろう。
僕は…、
【続く】
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うへえ。無理のある脚色だよなあ。まったく関係のない短篇を使ってなんとか続篇に仕立てた、その力業を楽しむ…ことが出来るかどうかが、このドラマの正否をわけるポイントだろう。
僕は…、
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TBSテレビ放送50周年ドラマ特別企画
「赤い疑惑」第二話&第三話(完結)
最後まで見て思ったこと。リメイクは、やはり難しい…(ものもある)。
いくらゆっくりしたテンポだとはいえ半年間も放送された1時間ドラマを、2時間枠の3回連続で描こうというところに、無理があるんだよなあ。1回目はそうでもなかったのだが、2話・3話と続くごとに、どんどんダイジェスト色が強くなってくるのだ。
そりゃ、オリジナル版を見ている者には、ダイジェストであっても或る種の感慨があるわけだが、このリメイク版だけしか知らないひとにとって、このドラマは、にわかには飲み込めないようなストーリー展開と不可解なキャラクター造形の、奇怪な作品に思えるかもしれない。
こういうドラマって、たとえ設定が馬鹿げていて、キャラクターが類型的であっても、その心理を回りくどいほどにじっくりと描くことで、まあ、それもアリかな、と思わせてしまう、そんなところに良さがあるわけで、こう駆け足だと、どの人物の気持ちも、あまり伝わってこないんだよなあ。
キャストについても(メインの2人については、あえて触れない)いろいろと言いたいこともあるが、ここでは1つだけ。陣内孝則の妹が高橋恵子っていうのは、やっぱりかなりの違和感がある。高橋恵子(それにしても、この名前、20年以上もたつのに今でも馴染めない。どうして関根恵子ではいけないのだろう)がいくら実年齢よりも少し若く見えるとはいえ、陣内氏も若く見えるひとなので、結局は、2人が並ぶとせいぜい姉と弟にしか思えない。欧米ならともかく、少なくとも日本では、文化的に言っても“兄と妹”は“姉と弟”と同等のものではないのだが…。
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TBSテレビ放送50周年ドラマ特別企画「赤い疑惑」第一話
意外にちゃんと作られていて、楽しめる。言いたいことはいっぱいあるのだが、まず最初に細かいことをひとつだけ。なぜ1977年という設定なのだろう。75年じゃいけないのかなあ。(オリジナル版の放送は1975年10月〜1976年4月)
ホテルといえば“ニューオータニ”、航空会社はJALという、赤いシリーズの基本線(?)は守ってほしい(笑)ものだが、フィルム素材で古い羽田空港ビル(狭くて不便なビルだったよなあ)の外観を見せたりして、なかなか良い感じ。
でも、ちょっとだけ出てきたホテルは、一瞬だけで確認できなかったのだが、あれは“リーガロイヤル”では? 77年には存在していない…と思うのだけど、もしかしたら今(早稲田にある)とは別の場所に、同名のホテルがあったのかなあ。いや、もちろん、劇中の世界をまったくリアルなものとして捉えているわけではないのは当然なのだけど、どうせなら、当時ちゃんと存在していたものだけで作中を統一すべきだ、とは思うわけなのだ。
主役の少女の本棚にあるのが単行本の「かもめのジョナサン(訳・五木寛之)」と「変奏曲(作・五木寛之)」であって、そういう趣味の少女ではあるわけだよなあ(^^;)。ちなみに、何度も細かいことを言うようだけど、「変奏曲」は73年の、「ジョナサン」は翌74年の刊行であって、やっぱり舞台は77年じゃないよなあ…。なぜ、そんなに細部にこだわるのか、氷室。
ところで、どうして主題歌を石原さとみが歌わない(→大竹佑季というひとが歌っている)のかと思ったら、劇中で石原自身が歌うのを聞いて、納得(^^;)。あれは…、演出でなんとか避けられる場面だったんじゃないかなあ。歌はカット!
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TVの連続ドラマって、放送開始前か、逆に全話完結後でもないと、話題にしてもしょうがないと思っているんですが、いやあ、でも現在放送中の「タイガー&ドラゴン」は、やっぱり面白く、そしてとんでもない。設定など、1月に放送された2時間ドラマ版を見ていないと、なかなか分かりにくいのかもしれないけど、既に、レンタルヴィデオ&DVDが店頭に並んでいますんで(^^)。
宮藤官九郎のドラマとしては、「ぼくの魔法使い」と並んで、大好きな作品になりそうです。とはいえ、実は「池袋…」(テープを所蔵)も「マンハッタン…」(「白い巨塔」と同時刻の放送だった)も、そして、あまり語られないけど織田裕二の「ロケット・ボーイ」(全話の録画テープあり)も、まだ見ていないわけなんですが。
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